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2021年ボーナスの平均支給額は?子育て世代おすすめのボーナスの貯め方、NGな使い道はコレ!

2021年ボーナス、どう使う?どう貯める?

夏と冬のボーナスを励みに仕事をがんばる方も多いのではないでしょうか。今冬は自粛で我慢してきた分「気前よく使いたい!」という声があがる一方で、先の見えない不安定な情勢に「使い道に慎重になる」という声も。子育て世代向けにおすすめのボーナスの貯め方、これだけはやめたほうがいいというNGな使い道とは?

年代別ボーナスの平均支給額は?

・ひらがなが読めると、自分の席や持ちものがわかる

世の中のボーナスの相場はどのくらいで、同年代の人はいくらボーナスをもらっているのでしょうか。最初に、年代別のボーナスの平均支給額をご紹介!

2020年(令和2年)の年代別の年間賞与平均支給額

2020年(令和2年)の年代別のボーナスの平均支給額(1年分)は以下のとおりです。

年代賞与支給額
19歳以下12万7,000円
20歳~24歳37万8,100円
25歳~29歳68万5,100円
30歳~34歳79万5,000円
35歳~39歳93万5,400円
40歳~44歳103万6,600円
45歳~49歳113万3,100円
50歳~54歳121万8,500円
55歳~59歳119万200円
60歳~64歳67万500円
65歳~69歳36万3,400円
70歳以上27万2,700円
全体平均90万5,700円

出典:厚生労働省「2020年(令和2年)賃金構造基本統計調査

全体平均の給与に対するボーナスの割合は、2.73カ月分。20代後半から40代の子育て世代は、給与の2.5カ月から3カ月分がボーナスの相場です。また、2021年(令和3年)の夏のボーナスの平均支給額は前年比-1.1%(厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和3年9月分結果速報等」より)と、コロナ禍の影響がうかがえます。

会社の規模によってはボーナスが支給されないことも

つぎに、少し気になるデータをご紹介。以下は、企業規模別に2021年(令和3年)の夏のボーナスが支給される事業所の割合の表です。

従業員数賞与支給事業所割合
5人~29人61.6%
30人~99人88.0%
100人~499人90.8%
500人以上95.4%

出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2021年(令和3年)9月分結果速報等

従業員30人以上の事業所では、約90%以上で夏のボーナスが支給されました。しかし、従業員30人未満の事業所では、約40%で支給なしという結果に。中小企業ほど、不況の影響を受けやすいと考えられます。また、規模の小さい会社の中には、ボーナスを支払わないケースも。従業員へのボーナスの支給は義務ではないので、支払われないこともあると考えておきましょう。

投資信託が初のトップ10入り!みんなのボーナスの使い道は?

では、みんなのボーナスの使い道は? 2020年(令和2年)から続く新型コロナウィルスによって、お金を使うことに不安を感じる人もいるかもしれません。ここでは、民間のボーナスの使い道に関する調査結果をご紹介します。

以下は、株式会社ロイヤリティ マーケティングの「第49回 Ponta消費意識調査」による2021年(令和3年)冬のボーナスの使い道(複数回答可)の調査結果です。

2020年(令和2年)の年代別の年間賞与平均支給額

貯金・預金37.8%
旅行(宿泊を伴うもの)6.7%
食品(ふだん食べるもの)5.3%
外食4.9%
財形貯蓄3.7%
衣服3.4%
食品(お取り寄せなど、特別なもの)3.3%
ローンや借入の返済2.6%
投資信託2.4%
旅行(日帰り)2.2%
特になし6.4%
支給されない・わからない44.8%

ボーナスの使い道の不動のトップはやはり、「預金・貯金」。財形貯蓄と合わせると41.5%の人が、お金を貯めると回答しています。新型コロナウィルスの影響で業績不振におちいる企業も多く、消費者にも生活防衛の意識が働いたと推測されます。
また、今回の調査で注目すべきなのが、「投資信託」と回答した人が2.4%と、初めてトップ10入りした点。2017年(平成29年)の冬のボーナス時の0.8%から、約3倍になりました。超低金利のため預金・貯金ではお金を増やせないことから、投資に関心を持つ人が増えたと考えられます。預金・貯金、財形貯蓄、ローンや借入の返済、投資信託と回答した人の合計が46.5%と、半数近くが非消費の使い道を考えている結果となりました。

子育て世代におすすめのボーナスの使い道・配分は?

続いて、子育て世代のためのボーナスの有効活用について考えてみましょう。

1、ボーナスを機に投資デビュー!

以前は、「ボーナスの半分は預貯金に回しましょう」というのが一般的でした。将来の不安も多い時代なので、堅実に蓄えるのはとても大切。ただし、ほぼゼロ金利の預貯金では、お金は増えません。

蓄えに回すお金をボーナスの半分として、そのうちの一部で投資信託などを買ってはいかがでしょうか。投資信託は100円単位の少額で買える金融機関も多く、投資デビューに適しています。投資が不安という場合は、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談してみることも大切です。

いくらを投資に回す?

預貯金と投資に回すお金の割合は、目安としては半分ずつでよいでしょう。預貯金に回すのは近いうちに使う予定が決まっているお金、投資に回すのは教育費のような数年後に使うお金です。子どもの今後の進学の予定などを考えて、割合を考えましょう。また、いまは低金利で貯蓄性が低い学資保険の代わりに、変額保険も選択肢として考えてみるといいかもしれません。

何を買えばいいの?

もし、投資信託を買うなら、つみたてNISAで買える銘柄から選ぶのも1つの方法です。今まで投資をしたことがない人がいきなり投資信託といわれても、何を買えばいいかわからない場合もあるでしょう。つみたてNISAの対象になっている投資信託は、長期の資産形成に適していると金融庁が選定したものです。短期間では値下がりする場合もありますが、時間をかければ資産形成が期待できます。口座を開設する金融機関で取り扱う、つみたてNISAの投資信託を調べて、自分のリスク許容度に合うものを選ぶとよいでしょう。

慣れたら積立にステップアップしても

ボーナスの一部で投資を経験してみてから、つみたてNISAなどにステップアップしてもよいでしょう。ただし、投資は元本保証ではなく、損をする可能性もある点を知っておかなくてはなりません。短期的な値動きは気にせず、長い目で見ることが投資のコツです。

2、旅行や外食などの楽しみに

ボーナスの一部は家族での旅行や外食などの楽しみ使うと、ストレス解消やモチベーションアップにつながります。新型コロナウィルスによる自粛でできなかったことを、冬のボーナスを使って挽回したい人も多いでしょう。子どもの成長はあっという間です。家族全員で楽しい思い出を作りましょう。

3、住宅ローンの繰り上げ返済

余裕のある人は、住宅ローンの繰り上げ返済をしてもよいでしょう。繰り上げ返済をすると、支払う利息が減り、返済総額を減らす効果があります。ただし、住宅ローン控除を受けている人は、注意しなければならない点があります。金利1%未満で住宅ローン控除を受けている人は、繰り上げ返済によって減税のメリットがなくなるおそれがあります。また、控除の金額は年末の住宅ローン残高で決まるため、年明けに繰り上げ返済を行うほうが有利です。

見直したい!ボーナスのNGな使い道

最後にボーナスの残念な使い方をご紹介! ボーナスの使い方は日ごろの家計管理にも関わっています。この機会にお金の習慣を見直してはいかがでしょうか。

1、ボーナス払い

この機会に見直したいのが、クレジットカードなどのボーナス払い。ボーナス払いは金利がかからない点がメリットですが、利用の時点でボーナスがいくら支給されるかがわかりません。業績不振でボーナス支給を見送る事業所も増えるなかでは、ボーナスを当て込んだ買い物は控えたいところです。大きな買い物はボーナスが支給されてから予算を割り振り、現金で買う習慣をつけましょう。

2、毎月の生活費の穴埋め

毎月の生活費の赤字をボーナスで埋めている人は少なくありません。しかし、ボーナスは給与と違い、確実にもらえるとはかぎりません。当てがはずれて支給されなかったら、窮地におちいることも考えられます。毎月の家計を見直し、日常の支出は給料の範囲でまかなうようにしましょう。

子育て世代はボーナスをきっかけに投資にチャレンジしてみては

支給額が減少傾向にあるなかで支給されたボーナスは、大切に使いたいもの。子育て世代であれば、預貯金に回すお金の一部を投資に充てて、教育資金の上乗せをするのも有効な使い道です。投資のための口座開設もやってみれば難しくはありません。ボーナスをきっかけに投資デビューをしてはいかがでしょうか。

執筆:日本FP協会認定CFP/松田聡子

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