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先輩ママに聞く!年末年始から始める、小学校入学までに身に付けたい6つのこと

「うちの子、小学校に入ってやっていけるのかしら」と心配している、もうすぐ1年生になるお子さまがいるママパパ。大丈夫、先輩たちもみんな同じ思いでした。今回は先輩ママたちが「小学校入学前にこれを身に付けておくと安心」と思ったことをご紹介します。
時間にも気持ちにもゆとりのある年末年始のお休みから、入学準備を始めませんか。

1、絵本と時計で「読む練習」をしておくと安心

・ひらがなが読めると、自分の席や持ちものがわかる

「入学前の説明会では、ひらがなは机やロッカーに書いてある自分の名前が読めればよいというお話でした。でも、いざ入学してみるとお友達の名前が書いてある鉛筆などを、間違えて持って帰ってしまうことがしょうちゅう。ひらがなをもっと練習しておけばよかったかも」

鉛筆の名前はもしかすると小さくて見落としてしまっただけかもしれませんが、こんな声も。

「五十音表をお風呂の壁に貼って、ひらがなの練習をしていました。理解しているように見えたのですが、じつはひらがなに添えてある絵を見て答えていたことも。油断できませんね」

子どもの理解度を確認するには、「今日はママに絵本を読んで」といって絵本を音読させたり、街で目にしたひらがなを読ませたりするのがおすすめとのこと。

・時計が読めると、朝の用意がスムーズ

「うちの子はおもちゃの時計がついている絵本が大好きで、“朝です7時、朝ごはん”とか、時計の針を回しながらの読み聞かせは、数えきれないくらいしていたんです」

ところが、時計を見て行動する習慣が小学生になってもなかなか身に付かなかったそう。

朝はママがタイムキーパーになって、「そろそろ着替えをしてね」「もう出かける時間だよ」と子どもに声をかけていることが、どのお家でも多いのではないでしょうか。「このTV番組が終わったら登園」というような習慣も、あるかもしれませんね。

小学生になったら、子どもが自分で時計を見て、朝のしたくができると安心です。

まずは、「長い針が3になったら、ご飯は終わり。歯磨きをしようね」というように、子どもに分かりやすい言葉で練習を始めてみませんか。

2、通学路の交差点で、横断歩道の渡り方を再確認

・青信号でも、左右左を確認するのはどうして?

小学生になったら、ひとりで外を歩くことが増える子どもたち。じつは交通事故の件数がぐんと増えるのが1年生。時間はちょうど朝と夕方の、登下校のころです。

「交差点で青信号の横断歩道を渡っているときに、右左折してくる車があるでしょう。うちの子はその車を全部、信号無視をしている悪い車だと思っていたの」というママの声に、ドキッとしました。同じような勘違いをしている子どもがたくさんいそうです。

「青信号でも、横断歩道では左右左とよく見よう」
「車が止まるのを確認して渡ろう」
その必要があるのはなぜなのか、交差点のしくみを改めて話してあげてください。実際に青信号で交差点を右左折する車を見ながら話すと、理解しやすいかもしれません。

3、トイレは「行けるときに行っておく」がベター

・学校でトイレのタイミングを逃さないように

「トイレは大丈夫?」と確認してから出かけたのに、すぐに「おしっこ」といわれて困った経験、ありませんか。ありますよね。人間には、行きたいときにトイレに行く権利があるとはいっても…。

「授業中でも先生にことわってトイレに行くことはできます。でも、うちの子はがまんをしていたみたい。トイレに行くタイミングを逃しちゃうのか、1年生のころはトイレトイレって言いながら帰ってくることが多かったです」

トイレは「行きたくなったら行く」から、「行けるときに行っておく」習慣へシフトしておくと安心です。「今は行きたくない!」と言われるかもしれませんが、タイミングの良いときにトイレによる練習から始めてみては。

4、マイハンカチ&ティッシュをいつもポケットに

・忘れもの対策におすすめの便利アイテムも

トイレからの続きですが、用を足して手を洗ったあとでつい、ママのハンカチを「どうぞ」と渡してしまいませんか。鼻をかむときのティッシュも同じで、ゴミまで受けとってしまったりして。

また、保育園や幼稚園では、ループ付きのハンドタオルをロッカーにぶら下げて、手を拭くのに使っているかもしれませんね。

ポケットにハンカチ&ティッシュを入れておく習慣がない場合は、そろそろ練習を始めましょう。小学校ではマイハンカチ&ティッシュを持っていないと、忘れものとして記録されてしまうことがあります。

「子ども服のポケットは小さいので、服に取り付ける“移動ポケット”を使ってハンカチとティッシュを持ち歩く練習をしました。ひものないポシェットのようなもので、喜んで自分のハンカチ&ティッシュを使うようになりました」

移動ポケットは市販のものがいろいろあります。また、ハンカチとティッシュもポケットから出し入れしやすい、小さなサイズを用意したというママが多いようです。

5、お遣い体験で「お金」の大切さを身につける

「お年玉をいつの間にか持ち出して、コンビニでお友達の分のお菓子代も払っていて。安易な貸し借りは後でトラブルになることもあるし、お金の価値についてもっと教えておけばよかった!」

小学校低学年になるとお金のトラブルが多くなるという先輩ママの話をちらほら耳にします。

いまはキャッシュレスでモノが購入できてしまう時代。でも、お金の価値自体は変わらないものです。実際にお遣いをさせてレジでお金を支払う体験をさせるなど、お金の役割を理解するための準備をしておきましょう。

安易に貸し借りをすることや、友達に何か買ってあげてしまわないように伝えておくことも大切です。

6、使い方を知っている? 公衆電話と和式トイレ

・もしもに備えて、見かけたら練習を

「東日本大震災のときに、電車が止まって困っている小学生を目にしました。あのときは携帯電話がつながりにくくなって、公衆電話に行列ができましたよね」というママは、わざわざ駅前まで行って、入学前に公衆電話の使い方を教えたそうです。

スマホやキッズケータイと大きく違うのは、先に受話器を上げてお金を入れてから、電話番号を押す点。もしものときには緊急通報ができることも、話しておくと安心です。

また、ひと昔前まで入学前に身に付けたいことのナンバー1だった、「和式トイレの使い方」。最近では小学校でも洋式トイレの普及が進み、あまり心配をする必要はなくなりました。 でも、遠足などで和式トイレしかないところに行く可能性があるので、やはり使い方は知っておくと安心の声が多数。

「しゃがんでするんだよ」というのは、実際に和式トイレを見ないと想像しにくいかもしれませんね。駅のトイレなどには、あえて和式が残っているので探してみてください。

もうすぐ1年生になるワクワクをいっしょに楽しもう!

小学校では、ひらがなも数字も “基本のき”から習います。トイレの使い方などの生活に関することも、ある程度サポートしてもらえるので、あまり心配はしなくて大丈夫です。なにはさておき、もうすぐ1年生になるドキドキワクワクを、子どもといっしょに楽しむことを忘れずに!

執筆:ライター/山見美穂子

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